乾電池で動く電気製品をたくさん利用する筆者は
以前からエコと地球環境保護のため充電式電池を使っていました。
ただ、これまでの充電式電池は1~2年も使っていると電池がへたり、電気を貯める能力が落ちてしまいました。
パナソニックから発売された繰り返し充電回数が1600回もあるというエボルタ(EVOLTA)は従来の充電式電池よりも高性能に生まれ変わったのでしょうか
エコのために充電式電池に再度挑戦
最近の小型電子機器は電源として乾電池やバッテリーを使用するものが多いです。
それぞれの機器に乾電池を使っていると、乾電池の消費量もバカになりません。
電池そのものは100円ショップで買えるので、購入時の価格はあまり困らないのですが、使った後の乾電池の処理に少々心を痛めます。
筆者が住んでいる自治体ではマンガン乾電池は分別処理せず、一般ゴミと一緒に捨てることになっています。
マンガン乾電池には有害物質を含んでいないとは言っても、資源を消費しているのは間違いありません。
消費電力の多い機器では1ヶ月ほど使っただけでゴミになってしまう乾電池に、釈然としない思いがあり、
繰り返し使える充電式乾電池を使うことを考えました。
実は筆者が充電式乾電池を使い始めたのはかなり古く、10年以上前に遡ります。
その頃の充電式乾電池は価格が高い割に、繰り返し使える回数が少ないという問題がありました。
仕様上は数百回繰り返し使えると書かれていましたが、
実際使ってみると数十回程度の充電を繰り返すと、使用できる時間が極端に短くなり
使い物にならなくなりました。
そんな経験があり、充電式乾電池には不信感があったのですが、
三洋電機やパナソニックから繰り返し使える回数が飛躍的に増えた充電式乾電池が発売され、
もう一度試してみようと思い立ちました。
私が選んだのはテレビCMで東海道五十三次を走破したパナソニックのEVOLTA(エボルタ)です。
Panasonic 充電式乾電池 EVOLTA(エボルタ)を選んだ理由
最新の充電式乾電池としては三洋のエネループ(eneloop)とパナソニックの充電式エボルタ(EVOLTA)がありました。
筆者がエボルタを選んだのは非常に単純な理由です。
以前から使っていた充電器(チャージャー)がエボルタでそのまま使えたからです。
エボルタが発売される数年前にパナソニックのニッケル水素乾電池(HHR-3GPS)と充電器(BQ-324)を購入していたのです。
三洋のエネループにすると充電器を再度購入する必要があり、充電器が無駄になるのでエボルタを選んだという消極的な理由です。
そうはいっても
充電式エボルタ(EVOLTA)もかなり期待して購入してました。
下記のような魅力的なメリットが書かれていたからです。
パナソニックにHPに書かれている充電式EVOLTAの特徴は次の通り
- アルカリ乾電池の約2倍長持ち
- 繰り返し約1、600回使える
- つぎ足し充電可能
- 買ってすぐ使える&長期保存もOK
Panasonicの充電式エボルタにはシリーズがあり、
「EVOLTA」と「EVOLTA e」があります。
「EVOLTA e」は電池容量が少ないタイプで価格が少し安くなります。
「EVOLTA e」は2011年4月下旬には繰り返し使用回数が大幅に増加した新製品も登場します。
一回の充電で使用できる時間は「EVOLTA」より短いですが、繰り返し回数が多いのでかえって経済的かも知れません。
「充電式乾電池 EVOLTA(エボルタ)」は使いやすいか
充電式乾電池エボルタには単三形と単四形があります。
残念ながら単一形、単二形はありませんが、サイズ変換スペーサーを利用すると単三形のエボルタを単一や単二形用の機器にも使えます。
筆者は単三タイプを購入し、多くの小型機器に使っています。
元々単三乾電池で動く機器ばかりなのでサイズ変換スペーサーは使っていません。
もちろん乾電池を使おうが充電式乾電池を使おうが、機器の使い勝手に変わりはありません。
ただ、これまで100円ショップで購入したアルカリ乾電池で使っていたときより、1回の充電で使用できる時間が長くなったのは確かです。
正確に何%長く使えるようになったのかというデータはありませんが、
感覚では2倍程度は長くなったように感じます。
その代わり、電池が切れたときにはちょっと手間がかかります。
電池を充電する時間がかかるからです。
筆者が使っている充電器(BQ-324)は急速充電には対応していないので、フル充電するのに4~5時間程度かかります。
乾電池なら新品の予備電池を用意していれば、新品と交換すればすぐ使えるところ、
充電式乾電池のばあいは、電池が切れたときにすぐに使えないという問題はあります。
そのため筆者は予備のエボルタを購入してあり、どこかの機器の電池が切れたときにすぐ交換できるようにしています。
充電式エボルタ(EVOLTA)を徹底評価
筆者は充電式乾電池 EVOLTA(エボルタ)を1年以上使っています。
エボルタは「夜間に自動点灯する照明器具」や「無線マウス」などの電源として乾電池の代わりに使っています。
エボルタが寿命に達するまで使い切ってはいませんが、現状での使用感を本音で評価します。
パナソニックにHP書かれているエボルタの特徴に沿って評価します
- アルカリ乾電池の約2倍長持ち
- (感想)100円電池よりは長く使える
パナソニックのアルカリ乾電池との比較はしていませんが、100円ショップで売られているアルカリ乾電池よりは一度の充電で長く使えます。
ただ、アルカリ乾電池より初期の電圧は低い(1.2V)ので、懐中電灯や照明器具を使った場合アルカリ乾電池よりも最初は暗く感じます。 - 繰り返し約1、600回使える
- (感想)今のところ問題なく使えている
充電式乾電池は繰り返し使っていると、フル充電してもすぐに電気が切れるようになり寿命となります。
エボルタは従来品より20%以上繰り返し回数が増えていると謳っています。
筆者の使用状態ではまだまだ初期の状態を維持しています。 - つぎ足し充電可能
- (感想)残りを気にせず充電している
電池がまだ残っている途中でつぎ足し充電することはあまりありませんが、
エボルタの場合は残りを気にせず充電しても問題ありません。 - 買ってすぐ使える&長期保存もOK
- (感想)かなり長期間保存できそう
意外に知られていませんが、乾電池や充電式乾電池は使っていなくても放置しているだけで徐々に電気が無くなっていきます。
筆者の場合、電池が切れたときにすぐに使えるように予備のエボルタを用意しています。
予め充電しておくとフル充電時に近い状態で使えます。
東日本大震災の影響で乾電池が売り切れになったお店が続出しています。
特に不足しているのが単一形と単二形ですが、サイズ変換スペーサーを使えばエボルタなどの充電式乾電池でも代用できます。
エボルタはフル充電しておくと約1年間は約80%の性能を保持するので、非常用電池として常備しておくと役立ちそうです。
エボルタなどの充電式乾電池はほとんどの乾電池駆動製品に使えますが、水中ライトや非常用ライトには使えないので注意しましょう。
また、一部のリモコンでは充電式乾電池を使わないように指定されている製品もあります。
(筆者の自宅のエアコン付属のリモコンは充電式乾電池を使わないように注意書きがあります)
充電式乾電池は携帯用音楽プレーヤーやデジカメなど電池の消費が速い機器に使うと効果的です。
★『パナソニック充電式エボルタEVOLTA単3形ニッケル水素電池』
充電式エボルタ BK-3MLE/4BC