DCモーター扇風機シャープ 3Dファン省エネ、静音は本当か？

省エネ効果を狙ってエアコンだけでなく扇風機も活用して
夏の暑さをしのいでいます。
節電効果の高いＤＣモーター扇風機を購入した筆者の
辛口コメントを披露します。

3Dファン「PJ-B2CS」ファンと台座部分

省エネのために扇風機の導入を決める

夏の暑さをしのぐため筆者宅でもエアコンを使っています。

日本全体の電力不足が心配されているなか、
少しでも省エネに役立つようにと扇風機も併用し
エアコンの設定温度を高くして使用電力の削減を目論みました。

リビングには既に旧型の扇風機を使っているので、
筆者の仕事部屋用としてＤＣモーターの新型扇風機を購入しました。

今年注目されているＤＣモーターを採用した低消費電力の扇風機
ＡＣモーターの従来型扇風機より購入価格はかなり高いですが、
省エネ性能を期待して購入しました。

ＤＣモーター扇風機はいくつかのメーカーから発売されていますが、
ネット上でも人気の高いシャープ製プラズマクラスター扇風機に注目。

小型で上下方向にも首振りし、サーキュレーション機能も期待できる
『3Dファン PJ-B2CS』を選びました。

カタログなどに書かれていた『3Dファン PJ-B2CS』の特徴は次の通り

『3Dファン PJ-B2CS』はカタログ値によると
風量最小時の消費電力が１．８Ｗ、最大運転時でも１４Ｗと
一般のＡＣモーター扇風機と比べると使用電力は半分以下です。

扇風機選びでは夏に涼風を求めるだけでなく、冬の暖房時に暖気を部屋中に攪拌してくれる
サーキュレーション機能にも注目しました。

そんな筆者の期待にシャープの3Dファン「PJ-B2CS」は答えてくれたのでしょうか！

3Dファン「PJ-B2CS」真上に首振り、裏側

夏の暑い時期に購入し、１ヶ月ほどもっぱら暑さ対策に使っています。

使い方としては扇風機単独またはエアコンと併用しています。
筆者の使用感は次の通り

省エネに役立っているか: （感想）たぶん．．．
筆者はコンセント単独で消費電力を調べる測定器は持っていません。
消費電力の大きさはカタログ数値を信じるしかありませんが、
おそらく従来のＡＣモーター扇風機より電力消費は少ないと思います。
また、風量調節が８段階あり、従来扇風機の微風より弱い風で使うことも多いので
使用法としても省エネに役立っているはずです。
音は静かか: （感想）かなり靜か
筆者の通常の使い方では８段階ある風量調節の４以下でほとんど間に合います。
４以下の風量ではほとんど気になる音はありません。
風量を大きくすると、モーター音と風切り音が聞こえますが、
従来の扇風機と同程度がやや静かだと思います。
上下・左右の首振りでサーキュレーション効果は高いか: （感想）たぶん．．．
今のところ夏期だけの使用でサーキュレーターとしては使っていません。
ただ、上下にも首振りするので、空気の攪拌機能は期待できるでしょう。
空気は除菌・脱臭できたか: （感想）不明
プラズマクラスターで空気を浄化するというのがシャープの謳い文句！
これもカタログを信じるしかないのですが、はっきり言ってよくわかりません。

3Dファン「PJ-B2CS」付属のリモコンとＡＣ電源

ほぼ期待通りの効果を発揮しているシャープ製ＤＣモーター扇風機『3Dファン PJ-B2CS』
筆者だけかも知れませんが、やや気になる部分もあります。

リビングに使えるか: （感想）小さいので大人数には向かない
ファンの直径が１８cmと小さいので個人向け扇風機または
サーキュレーション用と考えた方が良いでしょう。
大人数が集まるリビングには、リビングファン『PJ-B3CXH』を使いましょう。
長持ちするか: （感想）電源ケーブルが細くて心配
コンセント側に小型の電源があり、扇風機本体と電話線のような細いケーブルでつながっています。
家電製品が故障する原因の大部分はケーブルの破断です。
ケーブルを少し引っかけただけで破断しそうでかなり心配です。
風向き気調節について: （感想）手動調節出来ず不便
一般のリビング扇風機では普通の機能として、ファンの向きを手で調節出来ますが、
『3Dファン PJ-B2CS』では、手で無理に動かすと故障するので、
首振りモーターを使って風向きを調節するしかありません。
左右の向き調節は本体を動かすことで何とかなりますが、
上下はモーターで動かすしか無く、かなり不便です。