LEDデスクライト TaoTronics TT-DL13 お洒落で高機能なのに低価格の理由は

LEDデスクライトを物色していた筆者!
ネットで評判の良いTaoTronicsの
TT-DL13
を購入した。
評判どおりのコスパなのか
使い勝手も含めてお伝えします。


LEDデスクライトはピンキリ~選ぶ基準をどうする?

長年使っていた
蛍光灯タイプの電気スタンドを買い換えようと
LED方式のデスクライトを物色していました。

LEDデスクライトに買い換えようと思った切っ掛けは
電気スタンドに付属の細い蛍光灯を2本束にした
ツインタイプの蛍光ランプの寿命が短いことです。

購入当初は3~5年程度は使えたのですが
ここ数年は1~2年で暗くなり、
そのうちランプが切れてしまう状態になりました。

蛍光ランプの寿命が短くなる理由はよくわからないのですが、
最近は低価格で高性能のLEDデスクライトが発売されているので
本体ごと買い換えることにしました

そんなわけで、LEDデスクライトを探し始めたのですが
値段がピンキリなのに驚きました。

安い物だと1,000円程度からあり、
高級品には数万円の製品もあります。

製品により値段はピンキリですが
LEDデスクライトは発光素子にLEDを使っているので、
基本的な機能に大きな差はありません

LEDは蛍光灯よりもかなり寿命が長く、
一般的には約4万時間は持つと言われています

実際、LEDデスクライトの製品仕様を見ると
どの製品も寿命はほぼ4万時間と記載されています。
ただ、本当に
そんな長時間の使用に耐えられるのかわかりません。

粗悪品だとLEDより
他の部品が先に壊れてしまうかもしれません。

そう考えると、値段は高くても
信頼できる有名メーカー製品を購入すべきか
とも考えました。

しかし、有名メーカー製品でも
壊れるときは壊れるし、
もし何か気に入らないことがあっても
値段が高い分、後悔も大きいはず!!

ということで、メーカーにはこだわらず
コストパフォーマンスの良い製品を探すことにしました

外箱と内容物
TaoTronics TT-DL13の外箱(左)と同梱物(右)

スタイルの良さと値段の安さで購入を決める

近くの電気店やネットを調べると
LEDデスクライトのボリュームゾーンは2千円~1万円程度でした。

価格帯で機能の差を調べてみると

5千円以上の中級機種は
・光量が多い(明るい)
・調光できる(明るさ調整可能)
・色温度を調整できる(色合い)
・光の向きを自由に調整できる
など
使い勝手が重視されています。

一方、5千円以下の低価格機種は
・光量がやや少ない(少し暗い)
・調光できない(明るさ調整不可)
・色温度を調整できない(色合い)
・充電式の製品もある
など
少し気になる部分もあります。

ただ、良く探すと5千円以下の機種にも
中級機種と変わらない高機能な製品もあります。

筆者が購入を決めた
TaoTronicsのTT-DL13
3千円強の低価格なのに、
スタイリッシュで中級機種並みの機能を備えていました

TaoTronicsの製品は電気店や量販店ではほとんど見かけませんが
Amazonなどのネット販売ではよく見かけます。

TaoTronicsはLEDデスクライトなどの
照明製品だけでなく
イヤホンやbluetoothスピーカなどの
IT周辺機器も販売しています。

TaoTronics TT-DL13の
Amazonレビュー評価が高かったことも
購入を決心する後押しをしました。

ただ、レビュー記事をよく見ると
「照明の明るさ」や「使い勝手」で
少し気になることも書かれていました。

それらの指摘が本当かどうかも含めて
この記事で評価します。

 

TT-DL13 正面と横から見た外観
TaoTronics TT-DL13 消灯時の発光部(左)壁に向けて点灯(右)

LEDデスクライト『TaoTronics TT-DL13』機能と特徴

TaoTronicsのLEDデスクライト
TT-DL13の仕様は次の通り

光源:LED
動作電圧:DC 10V/1.2A
電力:12W
ルーメン:410lm
色温度:2700 ~ 6000K
演色指数:93
寿命:50,000hours
重量:835g

同梱されている付属品
電源アダプター
取り扱い説明書
クリーニングクロス

TT-DL13本体はDC10Vで動作するようですが
電源アダプターが同梱されているので、
日本の商用電源AC100Vで動作します。

取り扱い説明書は6ヶ国語で書かれており、
日本語での説明文もあります。

TaoTronicsが紹介するTT-DL13の特徴は

  • 消費電力は蛍光灯の約1/4で、省エネ性能が高い
  • LEDは発熱が少なくお子さんが触っても安心
  • 太陽光に近い「高演色性LED」を採用
  • 5種の色温度に調整が可能
  • ライトの向きを調整しやすい
  • タッチセンサー方式の7段階調光
  • USBデバイスを充電できるポート付き
  • 1年間の安心保障が付く

取り扱い説明書は日本語部分が4ページと
かなり簡易な説明しかありません。

ただ、使い方に困ることは無く
明るさ調整も色温度調整もタッチセンサー方式で
しばらく触るとすぐに慣れてしまいます。

使い勝手を含めて
筆者が数週間使った使用感をお伝えします。

TaoTronics TT-DL13 明るさ設定 タッチセンサー
明るさ設定用タッチセンサー 左:消灯時 / 右:明るさ最大時

『TaoTronics TT-DL13』を使って感じた 高評価ポイントと残念ポイント!

筆者がTT-DL13を手にして最初に感じたのは
非常に軽いことです。

本体だけだと835gと1Kgにも満たない重さに
少し頼りなく思うほどでした。

デスクライトは持ち運ぶモノではないので
重さは関係ないとも言えますが
軽いライトを探している方には良いでしょう。

その他、筆者が高評価する部分を
下記に列挙します。

★高評価ポイント
光量は十分明るい
ライト部分も熱くならない
ライトの向きを自由に変えられる
お洒落なデザイン

3千円台という低価格なのに
チープさを感じないデザインや性能に大満足!

LEDの明るさは筆者には十分過ぎるくらいで、
最大光量で使うことはほとんどありません。
本を読むときも7割程度、
パソコン作業では
照明が明るすぎると画面が見にくくなるので、
TT-DL13の明るさ設定をいちばん暗くして使っています。

LEDライトは光源が熱くならないのもメリット!
電球や蛍光灯のデスクライトを使っていたときは
間違って電球を触るとヤケドしそうになりましたが、
TT-DL13ではまったく熱くありません。

ライトを色んな方向に向けられるのも便利です。
ただ、筆者のいちばんのお気に入りは
デスクライトを使わないとき
ライト部分を90度折りたためて邪魔にならないことです。
シンプルなデザインの良さが、こんな所にも活かせています。

TaoTronics TT-DL13 ライト部を折りたたんだ状態
ライト部分を折りたたんだ状態

良い事ばかりのようですが、
気になる部分もいくつかあります。

★残念ポイント
照明を消すと明るさ設定が残らない
照明を消すのに長押しが必要
電源アダプターが熱くなることがある

TaoTronics TT-DL13の基本機能には不満がないので
敢えて「重箱の隅」をつつくような
細かい不満を挙げます。

機械式(ボタン式)のスイッチであれば
問題にならなかったことですが、
TT-DL13は明るさ設定がタッチセンサー方式のため
照明を消すと、明るさ設定が残らないのです。

明るさ設定など”大したことは無い”とも言えるのですが、
毎回、同じ明るさに設定するので、
TT-DL13を点灯するたびに、
明るさ設定をいじる必要があるのは、やはり面倒に感じます

次の不満である
「照明を消すのに長押しが必要」の意味を
少し詳しく説明します。

TaoTronics TT-DL13では、照明を消すのに
電源ボタンと明るさ設定を兼ねたセンサーを
2秒以上長押しする必要あります。

たった「2秒」なんですが、
急いでいる時は「まどろっこしさ」で
ちょっとイラッとします

「2秒」の長押しが必要になったのは、
電源スイッチと明るさ設定を
同じセンサーに兼任させたことにありそうです。

次の不満
「電源アダプターが熱くなることがある」のですが、
それはUSB充電ポートを使っているときです。
デスクライト単体で使っているときは
明るさ設定を最大にしても、
電源アダプターが熱くなることはありませんでした。

TaoTronics TT-DL13 USB充電なし時の電源アダプターの温度
USB充電しない時の電源アダプターの温度

筆者の実験では
スマホを充電するとデスクライトを消灯している時で
電源アダプターの表面温度は約40度℃になり、
スマホを充電しながら、
デスクライトを点灯し中程度の明るさに設定すると
電源アダプターの表面温度は約45度℃になりました。

表面温度が40度℃を超える電源アダプターは
手で触るとかなり熱く感じるので、
注意が必要です

TaoTronics TT-DL13 USB充電時の電源アダプターの温度
USB充電 使用時の電源アダプターの温度(左:消灯時 / 右:点灯時)

次に上記の
高評価ポイントと残念ポイントで取り上げていない
TaoTronics TT-DL13のその他の機能や特徴を評価します。

太陽光に近い「高演色性LED」の効果は?
感想よくわからない
自然光に近い光源を演色指数が高いと言うそうです。
TT-DL13は演色指数が93と高いので自然光に近いはず。
もちろん実際に見た感じも違和感はありません。
ただ、以前使っていた蛍光灯のデスクライトでも十分自然に見えました。
筆者の感覚だけですが、恐らく演色性は高いのだと思います。
「5種類の色温度設定」は便利か?
感想色温度を変えられるのは良い
筆者の場合はデスクライトは読書するときか、パソコン作業時に使っている。
読書では自然光(4500K)か白(5700K)が見やすい。
パソコン作業は昼間は自然光で、夜は暖かい黄色(3000K)を使う。
ブルーライト成分を減らそうと夜はパソコン画面を調整しているので
それに合わせてデスクライトの色温度も調整しています。
色温度設定を活用しています!
「7段階の明るさ設定」は便利か?
感想使い勝手は悪くない
「残念ポイント」で指摘したように、
消灯すると明るさ設定が残らないのは不満ですが、
タッチセンサー方式の軽快な操作感は悪くありません。
ただ、実際の使用時には頻繁に明るさ調整をすることはなく
一度決めた明るさをほぼ毎日使います。
そういう意味ではムダなところに金をかけていると感じます。
「USB充電ポート」は便利か?
感想あまり使っていない
「残念ポイント」で指摘したように、
USB充電ポートを利用すると電源アダプターが熱くなるという問題があります。
「USB充電ポート」をあまり使っていない理由はそれだけではなく、
USBポートの位置がアームの裏にあり、コネクタが挿しにくいこともあります。
机まわりにはパソコンもあれば、ACコンセントもあるので
わざわざデスクライトの裏にあるUSBポートを使おうとは思いません。
宝の持ち腐れになるかも。。。
TaoTronics TT-DL13 USB充電ポート
TaoTronics TT-DL13のUSB充電ポートはアームの裏にある

ちらつき(フリッカー)を感じない TT-DL13はやはりコストパフォーマンスが良い

最近のLED照明では聞かなくなったが
初期の製品では「ちらつき」が問題となることがありました。

「ちらつき」はフリッカーとも呼ばれ
AC電源の50Hzまたは60Hzの周期に合わせて、
照明機器が明るくなったり暗くなる現象を言います。

蛍光灯でも初期のグローランプ方式では
同様のちらつき問題がありました。
その後、電子安定器(インバーター)を使った高周波点灯方式が開発され、
グローランプ不要、フリッカーレスを実現しました。

LED照明ではちらつき防止のため
直流化するとともに、電流の変動を防止する素子が開発され、
多くのLED製品に利用されているようです。

TaoTronics LEDデスクライト

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